2022.07.05
第二十七回
断崖絶壁の上から見る至高の景色
ニセイカウシュッペ山は北海道上川町上川郡にそびえる標高1883メートルの山。日本三百名山の一つに選ばれ、アイヌ語で「断崖絶壁の上にあるもの」という意味です。
登山のスタートは、山頂まで約6キロの地点。ある程度進んで目の前が開かれた場所に抜けると、黒岳を望むことができます。ニセイカウシュッペから望む黒岳。このコントラストは、この時期にしか見られない貴重なものです。
岩肌に座り、仲間と大自然を前にして口にするコーヒーは格別の味。会話はなくとも自然と笑みがこぼれます。
残雪ある登山道を抜ければ、山頂は目前。最後の力を振り絞り、頂を目指します。
そして、いざ頂上に到着。断崖絶壁の上にある場所からの眺望は、何物にも代えられない至高の景色です。
ニセイカウシュッペ山
ニセイカウシュッペ山(ニセイカウシュッペやま)は、北海道上川郡上川町にある標高1,883mの火山。 日本三百名山に選定されている。アイヌ語のニセイカウシペ(niseykauspe)は「断崖絶壁の上にある山」という意味。日本国内では、国後島の爺爺岳(1,822m)を含め、ニセイカウシュッペ山より北に、それより高い地点はない。