上川町の雄大な自然に魅せられ海外から移住
北海道の大自然は海外の人をも魅了します。主に北海道の自然やワイルドライフを撮影しているカメラマンのマシューさんは、アメリカのロッキー山脈近くの町で生まれ育ち、5年前に北海道へ引っ越してきました。
大雪山国立公園を訪れる度に、毎回違う表情が見られますと語るマシューさん。
マシューさんは、「限られたエリアの中でこれほど多種多様な景色に出会えるのは、本当に素晴らしいことです」と感嘆します。
たった1時間歩くだけでもスタートした時とは全く違う世界が広がり、季節が移り変わっても新しい魅力が顔をのぞかせます。
想像を超えるほどの美しい紅葉や息を吞むような圧巻の雪景色。マシューさんは、大雪山を自身の人生の中で最も美しい場所と礼賛するほどです。
自然の前では思い通りに撮影できるわけではありません。最終的にカメラマンのフレーミングは自然に委ねるしかないと、マシューさんは身をもって体験しました。
「山を歩くということは、その時にしか出会えない風景をたくさん目に焼き付けていくこと。だからこそ、できるだけ様々な季節や状況でここに足を運ぶことに価値があるのです」
何度も大雪山を訪れているマシューさんには、自然の方から「今ここにいるべきだ」と語りかけてくると言います。